スター相続相談所が相続手続きにかける想い

このご家庭では相続手続きはすでに完了しておりましたが、長男様の二男様に対する疑念を払拭するために解約が終わっている銀行で残高証明書の取得をしました。

その証明書を元に二男様が長男様にお振込みなられた金額の整合性を証明させていただきました。

取得した残高証明書をもとに財産目録を作成し、お亡くなりになられた日にいくらの財産が残っていたのかということを書類上で確認できるようにさせていただきました。

財産目録には銀行や不動産などの記載はもちろん葬儀で掛かった費用や立て替えた費用についての記載もさせていただきました。

長男様に作成させていただいた財産目録を提出し、二男様が長男様にお振込みになられた金額の整合性を説明させていただきました。

初めは長男様と二男様の心のわだかまりを感じましたが、第三者の私が間に入り、事実を伝えさせていただくことで最終的にはお互いの疑念も晴れました。

今回、相続手続きは終了しているご家庭でしたが相続人間ではわだかまりがあり好ましい状態ではありませんでした。

また、他事務所に相続手続きを依頼し不動産の名義変更や銀行の相続手続きを頼んでいた事案でしたが、財産調査がおろそかだったのでこのような事態になってしまったと感じました。

しかし、相続財産調査のお仕事のご依頼をいただき長男様、二男様の間をつなぐ架け橋になれたことはとても喜びであり、お役に立てて良かったと感じさせていただきとても意義のある経験でした。

この経験がきっかけで「円満な相続の実現」という事務所の大切な目標も掲げさせていただくことができたことは大変感謝でありました。

1人の代表相続人が相続手続きを進めてしまうと、他の相続人は財産を隠してるのでは？と疑心暗鬼になってしまうことは人間であったら誰でもあることだと思います。

しかし、そのようなことは亡くなった方も悲しく思うと思います。

そういう誤解を招かないためにも、お亡くなりになられた方のお持ちだった全ての銀行や証券会社に対して遺産がいくらあったのかという残高証明書を取得することはあらぬ疑いを掛ける、掛けられないのためにもとても重要なことだと当事務所は考えております。